ねぇ、ちょっと聞いてくれる? 私、いまさらながら…“元旦那”と会ってるの。 しかも、夜だけ。――秘密で、こっそりと。 https://youtu.be/IkkLHpEFIG0 え?驚いた? でも…私たち、昔は本当に愛し合ってたのよ? 喧嘩別れってわけじゃなかったの。すれ違いとか…お互いの生活の変化とか、そういう曖昧な理由で、ただ、離れていっただけ。 でもね、別れてから気づくことってあるのよ。 この歳になると、もう“恋”なんてしないと思ってたの。 でも…女って不思議ね。肌が寂しくなると、心まで揺れてくる。 あの人――元夫とは、偶然、近所のスーパーで再会したの。 「変わってないな」なんて、お世辞みたいなこと言われて、最初は苦笑いだけだったけど、 …心の奥が、ふっと、熱くなるのを感じたの。 あの頃に戻ったような気がして―― それから、何度か、連絡をとるようになって。 はじめはお茶だけ、次は夕食、…そしてある晩、彼が私の手をそっと握ってきたの。 「…戻るのも、アリかもしれないな」って、呟いた彼の声。 私、笑って誤魔化したけど、心は正直だった。 正直に言うと、あの夜、帰りたくなかった。 そのまま彼の部屋で、抱かれたかった。 でも私…そんなに軽くは見られたくなかったから、 「…またね」って、背中を向けたの。 …でもね、女って、やっぱりズルい生き物だわ。 数日後の夜、私から連絡してしまったの。 「会いたい」って。 そして、彼の部屋のドアをくぐった瞬間から…女としての私は戻ってきたの。 ねぇ、知ってる? 40代50代になっても…いえ、だからこそ、 人肌のぬくもりって、心に染みるのよ。 あの人の手のひらの温度、背中に回される腕の重さ、 そして…唇が触れ合うたびに思い出すの。 私たちは、あの頃よりも――もっと深く愛し合ってるかもしれないって。 でもね、これは“秘密”なの。 誰にも言えない。 だって、あの人、今はもう別の女性と付き合ってる。 私は、ただの“元妻”でしかないはずだったのに。 なのに…夜の闇に紛れて、こうして何度も会ってる。 彼のベッドで、私は裸のまま、彼の胸に顔をうずめながら、 「また来てもいい?」って聞いてしまう。 バカでしょ? わかってる。わかってるの。 こんなの、不毛な関係だって。 でも、女は“肌”が覚えてるの。 ...