前略 還暦からの再入門 夕方になっても蝉の声がやまない、そんな季節になりましたね。今日は少し肩の力を抜いて、人付き合いのお話をひとつさせてください。テーマは「友達作り」です。 「この歳になって、新しい友達なんてもうできない」と思っていませんか。実は、還暦を迎えたこれからこそ、友達作りには絶好のタイミングなんです。仕事の肩書きや利害関係を抜きにして、純粋に気の合う人とだけ付き合える。それは、現役時代にはなかなか味わえなかった自由でもあります。定年や子育ての区切りを迎えた今だからこそ、周りにも同じ時間を持て余している人が、意外とたくさんいるものです。 友達作り再入門 友達は、たくさん作る必要はありません。心を許せる相手が一人か二人いるだけで、暮らしはずいぶん豊かになるものです。まずは、共通の話題から始まる関係を探してみましょう。地域の公民館や公共施設で開かれている趣味のサークルや、カルチャー教室は、同じ興味を持つ人と自然に出会える場所です。囲碁や俳句、体操教室、朝のウォーキンググループなど、気になるものにひとつ顔を出してみるだけで、景色が変わります。犬の散歩コースで顔なじみができるのも、よくある話です。 ボランティア活動も、おすすめの選択肢です。誰かの役に立ちながら人と出会えるので、会話のきっかけにも困りません。地域の清掃活動や、図書館での読み聞かせ、お祭りの手伝いなど、身近なところから始められるものもたくさんあります。役割があると、初対面でも自然に言葉が出てくるものですよ。年齢も経歴もさまざまな人たちと関われるのも、こうした場ならではの魅力です。 友達作り再入門 また、昔の同級生や、疎遠になっていた友人にそっと連絡してみるのも一つの方法です。同窓会やメッセージアプリでの一言から、驚くほど自然に関係が再開することもあります。新しく作るだけでなく、結び直すという選択肢も、還暦からの人間関係にはあっていいはずです。 深い話は、無理にする必要はありません。挨拶を交わし、一緒に過ごす時間を重ねるうちに、自然と心の距離は縮まっていくものです。還暦からの人間関係は、義理や利害から自由になった、本当の意味でのつながりを結び直す好機なのかもしれません。焦らず、ひとつずつでいいんです。 草々 60代から始める「第二の青春」ガイド: シニア・コネクションズ 50歳以上の方のためのアクティビ...