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【昭和の記憶】エマニエル夫人が大ヒットした時代、日本人の生活はこんなに違った



【冒頭フック】

1974年。映画館の前に、長い行列ができていました。 チケット代は700円。 サラリーマンの月給が8万円の時代に、それでも人々は列を作った。 その映画の名前は——「エマニエル夫人」。

今日は、その映画が大ヒットした昭和49年の日本人の暮らしを、令和と比べながら振り返っていきます。


エマニエル夫人が大ヒットした時代
エマニエル夫人が大ヒットした時代


【時代背景】

昭和49年といえば、前年にオイルショックが起きた直後です。 ガソリンが急騰し、トイレットペーパーが店頭から消え、主婦たちがスーパーに殺到した——あの騒動の翌年です。

物価は上がり、景気の先行きも不透明。 そんな閉塞感のある時代に、人々は映画館に非日常を求めました。

「エマニエル夫人」はフランス映画で、日本では成人映画として上映されました。 ただ、今日お話ししたいのは映画の内容ではありません。 あの行列を作るほど、人々が娯楽に飢えていた——その時代の空気と、当時の日本人の普通の暮らしです。


【物価・食事の比較】

まず、お金の話から始めましょう。

昭和49年のラーメン、一杯いくらだったか知っていますか? 正解は、だいたい150円です。 今の平均が900円前後ですから、約6倍になっている計算です。

かけそば・うどんは100円以下。 喫茶店のコーヒーが150〜200円。 ビール大瓶が250円ほど。 映画のチケットが700円。

大卒の初任給は、だいたい7〜8万円でした。 今の大卒初任給が20〜22万円程度ですから、数字だけ見ると3倍近く違います。 でも物価も安かったので、当時のサラリーマンは月8万円でそれなりの生活ができていました。

食卓はどうだったか。 冷凍食品はまだほとんど普及していませんでした。 お母さんが毎朝早起きして、お弁当のおかずを一から作るのが当たり前。 外食はハレの日のもので、ファミリーレストランもまだ珍しい時代です。

ちなみに、マクドナルドが日本に上陸したのは1971年ですが、昭和49年当時はまだ都市部のごく一部にしかありませんでした。 ハンバーガーを食べたことがない、という人がほとんどだったんです。


【働き方・職場の比較】

次に、働き方の話をしましょう。

昭和49年、週休2日制はほぼ存在しません。 土曜日は「半ドン」といって、午前中は仕事。午後から休み。 それどころか、土曜日もフルで働く職場もたくさんありました。

残業は美徳でした。 早く帰る人間は「やる気がない」と見られる時代。 上司より先に帰ることは、ほぼ許されない雰囲気です。

職場にはクーラーがない会社も多く、夏は扇風機で乗り切っていました。 コピー機も高価で貴重品。書類は手書きかガリ版印刷。 「パソコン」という言葉すら、一般には存在しない時代です。

会社員の楽しみといえば、仕事終わりの一杯。 赤提灯の居酒屋でビールを飲み、焼き鳥をつつく。 それが昭和のサラリーマンの、最大の娯楽のひとつでした。

それから、社員旅行。 会社ぐるみで温泉地へ行き、宴会をして、上司と酒を飲む。 今の若い人には想像しにくいかもしれませんが、これが当時は普通の「福利厚生」でした。


【家庭・娯楽の比較】

家庭の話もしましょう。

昭和49年、カラーテレビはすでに普及していましたが、まだ「一家に一台」の時代です。 家族全員がリビングに集まって、同じ番組を見る。 テレビを囲んで家族が会話する——今では失われつつある光景が、日常でした。

電話は固定電話のみ。 もちろん携帯電話はありません。 友達の家に電話をかけると、お父さんやお母さんが出ることがほとんどで、「〇〇さんはいらっしゃいますか」と丁寧に話す必要がありました。

子どもたちの遊びも全然違います。 ゲームはありません。 放課後は空き地や公園で、日が暮れるまで外遊び。 夕方5時にサイレンが鳴ると、一斉に家に帰る——そんな時代でした。

娯楽の選択肢が今より圧倒的に少ない分、映画一本に人々は真剣に向き合っていました。 だからこそ、「エマニエル夫人」のような映画でも、長蛇の列ができたのかもしれません。


【視聴者への問いかけ】

昭和49年、あなたは何歳でしたか? あの頃の記憶、ぜひコメントで教えてください。

「ラーメンが150円だった頃を知ってる」 「土曜日も学校があった」 「近所に空き地があって、毎日遊んでた」

どんな小さな記憶でも、ぜひ聞かせてください。


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