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12月, 2024の投稿を表示しています

1992年アメリカのミステリー映画『氷の微笑』シャロン・ストーンが取調室で足を組みかえるシーンが評判となった。(Basic Instinct)

 魅惑と危険が絡み合う心理スリラー  1992年アメリカ映画『氷の微笑』  あらすじ   サンフランシスコの豪邸で、著名なロック歌手ジョニー・ボズが残忍な方法で殺害されるっていう衝撃的な事件が起きたの。彼の恋人だった小説家キャサリン・トラメル(シャロン・ストーン)が、この事件の有力な容疑者として浮上するのね。キャサリンの小説に描かれている殺人の手口が、今回の事件とあまりにも酷似してたから。 事件を担当する刑事のニック・カラン(マイケル・ダグラス)は、捜査を進める中でキャサリンの美しさと知性、そして彼女の大胆な態度にどんどん惹かれていくの。一方で、ニック自身も過去にいろいろトラブルを抱えていて、精神的にかなり不安定な状態にあるのよ。 キャサリンは警察の取り調べでも全然動揺しなくて、むしろ堂々と挑発的な態度を見せて刑事たちを翻弄するの。そんな彼女の魅力と謎めいた行動が次第にニックを支配していって、彼の倫理観や職業的な境界線をどんどん曖昧にしていくのよ。やがてニックは、キャサリンの周囲で次々と起こる奇妙な出来事に巻き込まれて、彼女が天才的な犯罪者なのか、それとも無実の天才作家なのかを必死で見極めようとするの。  見どころ   1、 シャロン・ストーンが体現するキャサリン・トラメル      キャサリンってね、知的で美しくて、冷酷さと脆さが同居するめちゃくちゃ複雑なキャラクターなのよ。シャロン・ストーンはこの役を圧倒的なカリスマ性で演じてて、もう観客を彼女の虜にしてしまうの。特に、取調室での「足を組み替えるシーン」っていうのがすごく印象的で、キャサリンの大胆さとミステリアスな魅力を象徴しているの。 2、 複雑な心理戦と緊張感のあるストーリーテリング      ニックとキャサリンの関係は、単なる刑事と容疑者っていう枠を超えてて、危険な駆け引きの連続なのよ。キャサリンが仕掛ける心理的な罠とか、ニックの感情の揺れ動きがスリリングに描かれてて、観客は真実と嘘の間を彷徨うような感覚を味わえるの。 3、 視覚的にも心理的にも挑発的な演出      ポール・バーホーベン監督の演出がほんとに見事...

1979年に公開された日本映画『太陽を盗んだ男』沢田研二と菅原文太の緊迫した演技

核を巡る狂気と緊張のドラマ:映画『太陽を盗んだ男』   あのね、高校の理科教師、城戸誠(沢田研二)って人がいるんだけど、最初は普通の教師だと思うじゃない?生徒にも人気があってさ。でもね、この人、実はやばいことを企んでるのよ。なんと、原子爆弾を自分で作ろうっていうんだから。   で、まず核燃料を盗むの。東京の原子力施設を襲撃してさ。それで、家に帰ってせっせと爆弾を作るのよ。製造過程なんか見てると、「ほんとにこんなことできるの?」って思うくらいリアルなの。   で、完成した爆弾を使って政府を脅迫するんだけど、要求が最初は笑っちゃうのよね。「プロ野球の試合結果を教えてほしい」みたいなこと言い出してさ。でも、それがだんだんエスカレートしていって、最後には社会問題にまで踏み込むんだよね。   でね、この城戸を追う刑事が山下さんっていうの。菅原文太が演じてるんだけど、めちゃくちゃ執念深いのよ。この山下刑事と城戸の追いかけっこがもう緊張感バリバリでさ。どんどん事態が悪化して、最後にはとんでもない展開になるんだよ。城戸が何を考えてたのかも、最後の最後でわかる感じ。  見どころ   1、 沢田研二と菅原文太の緊迫した演技   いやもうね、この2人の演技がすごいのよ。城戸役の沢田研二って、普段は教師として親しみやすい感じなんだけど、爆弾作るときはめちゃくちゃ冷酷で、スイッチが入る感じなのね。一方で山下刑事の菅原文太は、見るからに「俺が絶対こいつを捕まえる!」っていう執念がすごい。2人の頭脳戦も心理戦も、本当に見応えあるよ。   2、 大胆なテーマとリアリティ   核兵器を題材にしてる映画って、特にこの時代には珍しいのよ。しかも、それを普通の高校教師が自作するっていう設定がぶっ飛んでて、でもなんかリアルに感じるの。爆弾作るシーンなんか、「本当にこれできるんじゃないの?」ってゾワッとするくらい描写が緻密なのよね。   3、 エンターテインメント性と社会的メッセージの融合   笑える部分もあるし、真面目な部分もあるし、なんか絶妙なのよ。城戸が「野球の試合結果を教えてほしい」とか要求するの...

1984年製作のアメリカ映画 ロックンロールの寓話『ストリート・オブ・ファイヤー』が描く音楽とアクションの融合(Streets of Fire)

ロックンロールの寓話:『ストリート・オブ・ファイヤー』   ねえ、聞いて!1984年に作られたアメリカ映画の『ストリート・オブ・ファイヤー』って知ってる?原題はStreets of Fireで、「ロックンロールの寓話」っていうキャッチフレーズがついてるんだよね。この映画、めちゃくちゃスタイリッシュで、音楽とアクションが一体になってて、本当に独特なの!    あらすじ   舞台はさ、架空の世界で、50年代風のレトロな街並みに80年代の要素が混ざり合った感じ。で、人気ロックシンガーのエレン・エイム(ダイアン・レイン)がバイカーギャング「ボンバーズ」にさらわれちゃうの。ギャングのリーダーがまたすごくて、名前がレイヴェン(ウィレム・デフォー)。このキャラ、怖いんだけどカリスマ性があって、めっちゃ印象に残るんだよね。   で、エレンを助けるために元恋人のトム・コーディ(マイケル・パレ)が立ち上がるわけ。仲間になるのが、エレンのマネージャーでちょっと嫌味なビリー・フィッシュ(リック・モラニス)と、めちゃくちゃ頼れる女性の傭兵マッコイ(エイミー・マディガン)。この3人がチームになって救出作戦をやるんだけど、もうハラハラドキドキの展開ばっかり!ギャングと戦ったり、追跡劇があったり、最後はトムとレイヴェンが直接対決するのが最高に熱いんだよ。    見どころ   まずね、音楽とパフォーマンスが圧倒的なの。エレンが歌う「Tonight Is What It Means to Be Young」とか「Nowhere Fast」なんて、本当にすごいの一言。音楽だけで感情が高ぶっちゃうし、映画のテンションが一気に上がる感じ!音楽好きにはたまらないよ。   それから、ビジュアルのスタイリッシュさも必見。50年代っぽいレトロさに80年代のポップな感じが絶妙にミックスされてて、衣装もセットもめちゃおしゃれ。なんか、音楽ビデオをずっと見てるみたいな鮮やかさなんだよね。   キャラクターも魅力的でさ、トムはクールで男らしいし、マッコイはタフで頼りになるし、エレンとビリーとの関係も複雑で見ごたえがある。レイヴェンなんて、本当に悪役...

1964年にイタリアで制作された映画『荒野の用心棒』マカロニ・ウェスタンって知っとるけ?

マカロニ・ウェスタンって聞いたことある?まあ簡単に言うとね、イタリアで作られた西部劇のことなんだよ。 普通、西部劇ってアメリカのカウボーイとかガンマンの話をイメージするじゃん?でも、このマカロニ・ウェスタンは、イタリアの映画監督たちがアメリカ西部劇を真似しながら、自分たちのスタイルで作った映画のジャンルなの。 なんで「マカロニ」って呼ばれてるかっていうと、イタリア=パスタってイメージがあったかららしいよ。ちょっと茶化した感じでついた名前なんだって。英語圏でこう呼ばれてたみたい。でね、マカロニ・ウェスタンの特徴は、アメリカの西部劇と比べて、もっと荒々しくて暗い雰囲気があるところかな。主人公も、正義感あふれるカウボーイじゃなくて、無口で冷たい感じのアンチヒーローが多いんだよ。 でも、それが逆にかっこよくて、観てる人を引きつけるの。あと音楽!これもすごく有名で、エンニオ・モリコーネって作曲家がよく手がけてるんだけど、めちゃくちゃ耳に残るメロディなんだよね。例えば「荒野の用心棒」や「続・夕陽のガンマン」なんかのテーマ曲、聴いたら「あ、この曲知ってる!」ってなると思うよ。イタリアの監督たちがアメリカ西部劇に憧れて作り始めたこのジャンルは、60年代から70年代にかけて大ヒットして、世界中にファンができたんだ。 特にセルジオ・レオーネ監督が有名で、彼が手がけた作品は今でも伝説的。だから、マカロニ・ウェスタンって、西部劇のイメージをちょっと変えてくれる面白いジャンルなんだよ!興味があったらぜひ観てみて! 『荒野の用心棒』マカロニ・ウェスタンの金字塔 あらすじ えっとね、この話の舞台はね、アメリカ西部っぽい感じの荒れた小さな町なんだよね。この町って、ロホ一家とバクスター一家っていう二つのギャング団が牛耳ってて、めちゃくちゃ緊張感あるのよ。そこに突然現れるのが、名前も目的もわかんない謎のガンマン、通称「無名の男」(クリント・イーストウッド)ってやつ。 この無名の男ね、町に足を踏み入れた瞬間に状況をパッと把握して、「これ使えるな」って感じで両一家の対立をうまく利用しようとするんだよ。最初はロホ一家に近づいて、次にバクスター一家とも接触して、まあ要するに両方を天秤にかけながら自分の計画を進めてくんだ。 でもさ、そんな冷酷そうな無名の男にも意外な一面があるのよ。町でマリソルっていう女性に出会...

1979年アメリカの映画『地獄の黙示録』監督はフランシス・フォード・コッポラ、出演はマーロン・ブランド

さて、『地獄の黙示録』っていう映画は、1979年に公開されたアメリカの戦争映画なんだ。フランシス・フォード・コッポラが監督をしていて、ベトナム戦争を背景にした物語なんだよ。映画の中では、アメリカ軍のキャプテン・ウィラード、つまりマーチン・シーンが演じるキャラクターが、反乱軍の指導者であるカーツ大佐、マーロン・ブランドが演じるキャラクターを暗殺する任務に派遣されるところから始まるんだ。 ウィラードは、ベトナムのジャングルを行く川を下りながら、いろんな奇妙な人物や状況に出会うんだ。彼の旅は、単なる任務の遂行だけにとどまらず、戦争の恐怖や人間の本質、道徳的選択についての深い探求に発展していくんだよ。ウィラードがカーツ大佐の元に辿り着くにつれて、彼の持つカリスマ性と狂気に触れることになって、次第に自分自身の内面に潜む葛藤と向き合うことになるんだ。 映画のクライマックスでは、ウィラードがカーツと対峙して、彼の理想と暴力の間で揺れ動く姿が描かれるんだ。最終的にウィラードはカーツを暗殺することに成功するけど、その過程で自分の人間性が試されることになるんだよ。 さて、見どころについて話すと、『地獄の黙示録』はただの戦争映画じゃなくて、深いテーマ性と象徴的な映像美が特徴なんだ。まず一つ目は、映像美と演出だね。コッポラ監督は、ベトナムの自然と戦争の狂気を対比させることで、観客を引き込む映像を作り上げているんだ。特に、ヘリコプターの攻撃シーンやジャングルの中での幻想的な描写は、本当に印象的だよ。 次に、音楽の使い方も見どころの一つだね。映画のサウンドトラックには、クラシック音楽やロックが効果的に使われていて、特に「ザ・エンド」などの楽曲は、戦争の恐怖と美しさを同時に伝えて、観客に強い印象を残すんだ。 それから、キャラクターの深みも重要だよ。マーロン・ブランドが演じるカーツ大佐は、戦争の理想と現実の葛藤を象徴しているんだ。彼のカリスマ性と狂気は、観客に深い考察を促すし、一方でウィラードのキャラクターも複雑で、彼の成長や内面的な葛藤が物語の中心になっているんだよ。 そして、テーマの深さも見逃せないね。戦争の無意味さや人間の本質、権力の腐敗といったテーマが、映画全体を通じて探求されているんだ。観客はウィラードの旅を通じて、自分自身の道徳的選択や人間性について考えさせられるんだよ。 ここからは、...

1989年のアメリカ映画『ブラック・レイン』ヤクザの幹部(松田優作)を大阪に護送するマイケル・ダグラス(Black Rain)

異文化の衝突と葛藤が描かれるアクション映画の傑作『ブラック・レイン』 あのさ、『ブラック・レイン』って映画知ってる? 1989年に公開されたアメリカのアクション映画なんだけど、めちゃくちゃ見ごたえがある作品なんだよね。リドリー・スコットが監督で、主演はマイケル・ダグラス。日本からも高倉健や松田優作が出演してて、豪華キャストが揃った映画なの。松田優作に至っては、これが遺作になっちゃったんだ。 話の流れをざっくり言うと、ニューヨークの刑事ニック・コンクリン(マイケル・ダグラス)と相棒のチャーリー・ヴィンセント(アンディ・ガルシア)がヤクザの幹部佐藤(松田優作)を護送するために大阪に行くんだけど、到着した途端に佐藤に逃げられちゃうの。それで、日本の警察と一緒に佐藤を追いかける羽目になるんだ。文化の違いとか、警察同士のやり方の違いとか、いろいろぶつかりながらも事件を追っていくって話。 この映画の見どころね、いろいろあるんだけど、まず日米の文化の違いがバッチリ描かれてるんだよ。アメリカの刑事って結構強引に物事を進めるけど、日本の警察は礼儀とか慎重さを重視するじゃん。その違いがいろんな場面で出てきて、「あぁ、確かにこういうのあるよね」って思わされるんだよね。 それから松田優作!これがもう圧巻なのよ。演じてる佐藤ってヤクザの幹部なんだけど、冷徹さと狂気が混ざり合った感じで、本当に怖い。これが彼の最後の作品ってのがまた泣けるポイントでさ。遺作になるのが惜しいくらいの存在感なんだよね。 あと、リドリー・スコットの映像美もすごいのよ。暗いネオンの光に包まれた大阪の街とか、工場地帯のちょっと薄暗い雰囲気とかがめちゃくちゃリアルで、映画の緊張感を引き立ててるんだよ。日本の名優たちも出てて、高倉健、若山富三郎、内田裕也、安岡力也って感じで、どのキャラも味があって良いの。 感想としてはね、この映画、ただのアクション映画じゃなくて、異文化の違いとか、信念を貫く人間の姿とか、結構深いテーマが描かれてるなって思うの。ニックが最初は日本のやり方に反発してたけど、矢村警部補(高倉健)と一緒に行動していく中で少しずつ変わっていくのが良いんだよね。それに、矢村さんがまた渋くてカッコいいんだ!あの寡黙な感じで、日本側の代表みたいなキャラになってるのが素晴らしい。 ただね、日本の描写がちょっとステレオタイプかな...

1976年アメリカ映画『タクシードライバー』ロバート・デ・ニーロのモヒカン刈りと狂気

1976年アメリカ映画『タクシードライバー』孤独と狂気が交錯する都会の闇  あらすじ ねえ、聞いてよ。1970年代のニューヨークが舞台なんだけどさ、この話、ベトナム戦争から帰ってきた元兵士のトラヴィス・ビックルって男が主人公なんだよ。で、この人、不眠症で毎晩眠れなくてさ、夜間のタクシードライバーの仕事を始めるんだよね。でも、ニューヨークの街ってすごいのよ。ドラッグとか暴力とか売春とか、もうぐちゃぐちゃで、トラヴィスもそんな現実に嫌気がさしてるわけ。 で、そんな孤独な生活の中で、たまたま政治運動やってる女性、ベッツィーって人に会うの。彼女に一目惚れしちゃうんだけどさ、うまくいかないんだよね。トラヴィスのこと、彼女からしたらちょっとおかしいって思ったんだろうね。それで関係がうまくいかなくなる。 その一方で、彼、幼い売春婦のアイリスって子にも出会うのよ。この子、まだ子どもなのにすごく大変な状況にいてさ、トラヴィスは彼女を救いたいって思うわけ。でもその方法がどんどんヤバい方向にいっちゃうのよ。武器を買い集めたり、体を鍛えたりして、計画を立て始めるの。で、ついに頭をモヒカン刈りにしてさ、完全に覚悟を決めた感じ。 最後はもう銃撃戦。アイリスを"救う"ためって名目だけどさ、いろんな人を撃ちまくるわけ。で、皮肉なことにその行動が"英雄"として扱われちゃうんだよね。でも実際のところ、彼の内面はもう孤独とか狂気でいっぱいなんだよ。  見どころ 1、 ロバート・デ・ニーロの圧倒的な演技 ねえ、デ・ニーロってほんとすごいよ。この映画で彼が演じるトラヴィス・ビックルって、普通の人じゃないのよ。孤独で社会に怒ってて、暴力に向かっていく姿をリアルに演じててさ。「You talkin' to me?」ってあのセリフ、有名だよね。あれ、即興で出てきたんだって! 2、 ジョディ・フォスターの衝撃的なデビュー それから、ジョディ・フォスターね。この映画に出たときまだ13歳だよ!売春婦役だよ!?でもさ、彼女の演技がほんとにすごくて、幼いけど純粋さもあって、でも現実はすごく過酷でさ、観てると胸がギュッとなるのよ。 3、 モヒカン刈りの象徴性 でさ、トラヴィスが最後にモヒカン刈りになるじゃん?あれ、ただの髪型じゃないんだよね。彼の心の中の暴力性とか、もう戦闘モー...

1967年の英米映画「007は二度死ぬ」日本の風景とトヨタ・2000GTが彩るスパイ映画

「007は二度死ぬ」映画のあらすじと見どころ 「007は二度死ぬ」(原題: You Only Live Twice)は、1967年に公開されたジェームズ・ボンドシリーズの第5作目で、監督はルイス・ギルバート、主演はショーン・コネリーだよ。この映画、ボンドが日本を舞台にした冒険を繰り広げるっていう内容で、シリーズとしては初めて日本を舞台にした作品だからすごく特別だよね。 あらすじ 話は、ボンドが英国諜報部から指令を受けて日本に派遣されるところから始まるんだ。ボンドの任務は、スペクターっていう国際的な犯罪組織と戦うこと。スペクターは、アメリカとソ連の宇宙計画を妨害して、最終的には世界を支配しようとしてるんだよね。ボンドは、日本の諜報機関と協力しながら、この組織を打倒しようとするんだ。 舞台が日本だから、東京や京都、大阪なんかが登場して、ボンドはスリリングな冒険を繰り広げるんだよ。ボンドは、スペクターの陰謀を阻止するために、いろんな戦闘や危険なシーンに挑むんだけど、特に映画のクライマックスでは、日本の秘密基地でスペクターのリーダー、ブロフェルドと対決するっていう感じ。 見どころ  1、 日本を舞台にした異国情緒 「007は二度死ぬ」の最大の特徴は、日本が舞台っていうことだよね。日本の文化や風景が映画に大きな影響を与えていて、東京の繁華街や、京都の古都の美しい風景なんかが描かれるんだ。ボンドが日本の女性アキ(若林映子)と出会って、彼女との協力関係が深まっていくっていうのもすごく印象的だよ。  2、 アクションシーンとボンドカー(トヨタ・2000GT) この映画には、数々のアクションシーンがあって、特にボンドカーとして登場する トヨタ・2000GT が注目ポイントなんだ。ボンドカーとして日本の車、トヨタ・2000GTが使われるのは、シリーズ初なんだよ。このスポーツカー、デザインもカッコいいし、高性能で、ボンド映画にピッタリだよね。ボンドがアキと一緒に日本の風景を駆け抜けるシーンは、映画ファンにとってはすごく記憶に残るよ。  3、 日本とのコラボレーション 映画では、ボンドが日本の秘密組織や諜報機関と協力する場面があって、特に タイガー田中(丹波哲郎)との友情がすごく大事な要素になってるんだ。タイガー田中は、ボンドの協力者で、日本の諜報機関の一員とし...

1974年フランス映画『エマニエル夫人』の魅力と時代背景:出演者 シルヴィア・クリステル

自由と官能の探求:1974年フランス映画『エマニエル夫人』の魅力と時代背景  あらすじ ねえ、聞いてよ!1974年に公開されたフランス映画『エマニエル夫人』(Emmanuelle)って、すごく話題になったエロティックドラマなんだよ。この映画、エマニュエル・アルサンっていう人の小説が原作なんだけど、ジュスト・ジャカンっていう監督が作ったの。 主人公はエマニエルっていう若くて美人な女性で、彼女を演じたのがシルヴィア・クリステル。彼女、外交官の夫ジャンと一緒にタイのバンコクに住んでるんだけど、夫から性的自由を許されてて、なんかすごい冒険を始めるのよ。 エマニエルはいろんな男女と出会ったり、恋愛関係になったりしながら、自分の欲望とか官能的な部分を追求していくの。でも、その中で自分のアイデンティティとか感情の矛盾にもぶつかっちゃうんだよね。最後には、本当の自由って何なのかを探そうとする姿が描かれてて、観てる人にいろいろ考えさせる内容になってるんだ。  見どころ  1. 映像美と異国情緒 この映画、バンコクが舞台なんだけど、その風景がめちゃくちゃエキゾチックで綺麗なのよ。豪華なインテリアとかも出てきて、観てるだけで非日常感を味わえるの。監督がそのビジュアルにすごくこだわってて、柔らかい光の演出とか、ほんとに洗練されてるのよね。  2. 主演のシルヴィア・クリステルの魅力 それから、エマニエルを演じたシルヴィア・クリステルがもう最高なの!彼女の美しさと自然体の演技が、観てる人を彼女の冒険に引き込んじゃうのよ。彼女、この作品で一気に有名になったんだって。  3. 自由恋愛と性愛のテーマ この映画、ただのエロティックな作品じゃなくて、自由恋愛とか、個人の自由とか、そういう深いテーマもあるのよ。エマニエルの行動や選択って、当時の1970年代の社会の変化を背景にしてて、性的革命とか女性解放運動にもつながる感じなの。  4. 音楽の美しさ あとね、音楽も素晴らしいの!ピエール・バシュレが手掛けてるんだけど、その音楽がエマニエルの物語に感情的な深みを与えてくれてるの。メロディアスで官能的な感じが、映像とめっちゃマッチしてるのよ。 感想 この映画、公開当初は賛否両論あったらしいんだけど、今ではただのエロティック映画じゃなくて、もっと深い...

1982年アメリカ映画「ブレードランナー」未来を見せたSFの金字塔

 「人間性ってなんだろう?」──未来を見せたSF映画『ブレードランナー』の魅力 ねえ、『ブレードランナー』って映画、知ってる?1982年のアメリカのSF映画なんだけど、これがもう、めちゃくちゃすごいんだよ!舞台は2019年、未来のロサンゼルス。環境破壊が進み、空はいつも暗くて雨が降ってて、巨大なネオン看板がひしめき合ってる。まさにディストピアって感じ。これ、リドリー・スコット監督が作ったんだけど、そのビジュアルがもう圧巻でさ、まるで未来をのぞき見してるような気分になるんだよ。 で、話の中心はね、人間そっくりの「レプリカント」っていう人造人間たち。彼らは宇宙の植民地で働くために作られたんだけど、知能も感情もすごくて、時々反乱を起こしちゃうわけ。それを処理するのが「ブレードランナー」って呼ばれる人たち。主人公のデッカード(ハリソン・フォード)はその一人なんだ。 彼、もともとは引退してたんだけど、また仕事に呼び戻されて、地球に潜伏してる4体のレプリカントを追うことになる。でもね、これがただの追跡劇じゃないんだよ。途中でレイチェルっていうレプリカントに出会うんだけど、彼女は自分がレプリカントだって知らないんだよね。それで、デッカード自身も「これって本当に正しいのかな?」って悩み始めるんだ。  見どころ、聞いてよ! 1. 圧倒的な映像美      まず、とにかく映像がすごい!未来のロサンゼルスがさ、ネオンがギラギラしてて、雨がしとしと降ってて、街全体が混沌としてる感じ。サイバーパンクっていうジャンルの元祖みたいなビジュアルで、いまだに色んな作品に影響を与えてるよ。 2. 哲学的なテーマ      この映画、ただのSFじゃなくて「人間って何?」とか「生命ってどういう意味?」みたいな深いテーマが隠れてるんだよね。レプリカントたちは寿命が短いんだけど、その中で精一杯生きようとする姿がさ、逆にめちゃくちゃ人間っぽいんだよ。それを見てると、「私たちの命ってなんだろう?」って思っちゃう。 3. キャラクターが魅力的      特にロイ・バッティっていうレプリカントのリーダー!彼が最後に言う「涙のように消えていく」ってセリフ、めっちゃ有名だよね。彼の命に...

1973年の映画「日本沈没」人間と自然の壮絶な闘いを描く特撮SFを語る

地球規模の危機と人間ドラマ――映画『日本沈没』(1973)を語ろう ねぇ、1973年の映画『日本沈没』って知ってる? あの小松左京さんの原作小説を映画化したやつなんだけど、日本映画史でも特撮SFの名作って言われてるんだよね。これ、ただの災害映画じゃなくて、人間ドラマもすっごい深いの。今日はその魅力についてちょっと語らせて!  あらすじってどんな感じ? 簡単に言うと、日本列島が沈んでっちゃうっていう壮大なストーリーなの。日本各地で地震や火山噴火が頻発してて、地質学者の田所博士(丹波哲郎)が調査してたら、「これ、ほんとにヤバいぞ。日本、沈むぞ」って気づいちゃうのよ。それで政府に報告するんだけど、当然パニックになったら困るから、最初は極秘で対応しようとするの。でもね、沈没のスピードが予想以上に早くて、どんどん事態は悪化していくの。 で、海洋学者の小野寺(藤岡弘)が田所博士と一緒にこの危機に立ち向かうわけ。彼にはね、阿部玲子(いしだあゆみ)って恋人がいるんだけど、もう、このカップルの愛とか葛藤が泣けるのよ。一方で、国民は情報が漏れてパニック状態。移民計画を進める政府も、他の国との交渉とかいろいろ問題山積みで、どうしようもない状況になっちゃうの。日本列島が沈むその時まで、人々がどう生きて、どう愛し合うのかっていうのが物語の核なんだ。  ここがすごい!ってところ  1. 特撮技術が神レベル 東宝の特撮チームがね、本当にすごい仕事してるの。都市が地割れに飲み込まれたり、津波が街を襲ったりするシーンなんて、1970年代の技術でこんなことできたの!?って驚くよ。実際に爆破したり、水を使ったリアルな撮影をしてるから、CGとは違う生々しさがあるのよね。  2. 人間ドラマが濃い! ただのパニック映画で終わらないところが、この映画の魅力なの。登場人物それぞれが「どう生きるか」を突きつけられてて、特に小野寺と玲子の関係が切なくてグッとくる。あと、移民計画とか国民のパニックとか、「もし現実だったらこうなるよね」って思わせる描写が多くて、妙にリアルなのよ。  3. スケール感がやばい 日本列島全部が沈んでくなんて、ちょっと普通じゃ想像できないじゃん。でも、この映画はその壮大さをちゃんと映像に落とし込んでるんだよね。しかも、沈没までのタイムリミットが...

1971年製作のアメリカ映画『ダーティハリー』型破りな正義と法の限界を描く犯罪スリラー

ねえ、聞いたことある?1971年の『ダーティハリー』って映画。これ、サンフランシスコが舞台なんだけど、連続殺人犯を追いかける刑事の話なのよ。まず、無差別に人を狙撃する“スコルピオ”っていう冷酷な犯人が登場するの。でね、いきなり10代の少女を射殺するのよ。怖いでしょ?その後、この犯人が「もっと人を殺されたくなければ金を払え」って警察を脅し始めるの。 で、主人公のハリー・キャラハン刑事(演じてるのはクリント・イーストウッド)が、この犯人を捕まえるように指名されるの。キャラハンって、普通の刑事とはちょっと違って、やり方がかなり強引なのよね。新しい相棒のチコ・ゴンザレスと一緒にスコルピオを追うんだけど、これがもうハラハラの連続! スコルピオがまた新しい犯行を計画して、子供を誘拐して「金を払わなければ子供を殺す」って脅すの。キャラハンはその要求に応じるふりをして、命がけで犯人と対峙するんだけど、やっと捕まえたと思ったら、今度は証拠不十分で釈放されちゃうのよ!ここでキャラハンの怒りが爆発するの。法を超えてでも自分の正義を貫こうとするんだ。 最後の対決は本当にドキドキ。スコルピオを追い詰めて、壮絶な戦いの末にやっと倒すの。映画が終わるとき、なんとも言えない余韻が残るのよね。正義って一体何なんだろうって考えさせられるの。 見どころ 1. ハリー・キャラハンの圧倒的な存在感    もう、クリント・イーストウッド演じるハリー・キャラハン刑事がカッコよすぎ!冷徹でタフ、まさに刑事の中の刑事って感じなのよ。その決め台詞“Do you feel lucky? Well, do ya, punk?”(運が良いと思うか?どうなんだ、坊や?)はもう映画史に残る名場面。これだけでこの映画観る価値あるよ。 2. 緊迫感あふれる追跡劇    犯人スコルピオとの攻防戦がほんとにハラハラドキドキなの。サンフランシスコの街並みを背景にしてるから、映像も綺麗なんだけど、それと同時に犯罪の恐怖がリアルに伝わってくるのよね。スコルピオ役のアンディ・ロビンソンも、あの狂気じみた演技が凄すぎて、思わず見入っちゃう。 3. S&W M29リボルバーがカッコいい    キャラハン刑事が使ってる銃、スミス&ウェッソンのM29。これがまた大きくて存在感があるのよ...

1979年の日本映画『戦国自衛隊』アクション監督 千葉真一 G.I. Samurai

 『戦国自衛隊』――時代を超えた戦いと人間ドラマの名作 ねえ、『戦国自衛隊』って映画、知ってる? 1979年の日本映画なんだけど、原作は半村良さんの同名小説なんだよね。ストーリーはさ、現代の自衛隊が戦国時代にタイムスリップしちゃう話。そこで、軽装甲車とかヘリコプターみたいな現代兵器を使いながら、戦国の人たちと出会ったり、ぶつかったりしていくんだよ。現代と戦国時代の文化がガチで衝突する感じが面白いし、戦争の本質を考えさせられる深いテーマもあるんだ。  あらすじをざっくり説明すると… 自衛隊が訓練中に謎の現象に巻き込まれて、気づいたら戦国時代に来ちゃうんだよ。現代の装備をフル活用してなんとか生き延びようとするんだけど、当然、戦国時代の武士とか農民と関わることになるよね。そっからがまた大変。 リーダーの伊庭明義(千葉真一)が、戦国時代でどうやって生きていくか、現代の軍事力ってどういう意味があるんだろうって悩みながらも、部隊をまとめようと頑張るの。でもさ、戦国時代の厳しい現実や人間関係がどんどんのしかかってくるのね。「俺たち、ここで何してるんだろう?」みたいな感じで、みんなが葛藤し始めるわけ。 で、現代兵器が戦国時代の勢力争いにどう影響するのかとか、彼らは元の時代に戻れるのかっていうのが、物語の大きなポイントになってくるんだよ。  見どころ、ここ大事! 1. 現代兵器 vs 戦国時代の戦術      ここが一番の見どころじゃない? 軽装甲車とかヘリコプターが、弓矢とか刀と戦うんだよ。これ、どうなると思う? めちゃくちゃ緊張感あるし、「現代兵器すごい!」って思うんだけど、それだけじゃないんだよね。 2. キャラクターたちの個性と葛藤      隊員それぞれが戦国時代の人たちとぶつかっていくんだけど、これがリアルでね。リーダーの伊庭さんが悩みながらみんなを引っ張る姿とか、他の隊員の個性が物語に深みを与えてるの。 3. 映像がとにかく壮大!      戦国時代の風景とか、戦闘シーンの迫力、当時の技術を全部詰め込んでる感じで、今観ても全然古くないよ。 4. 戦争の本質への問いかけ      この映...

1970年公開アメリカと日本の合作映画『トラ・トラ・トラ!』12月8日未明 大日本帝国海軍 真珠湾攻撃『ワレ奇襲二成功セリ』

ねえ、この映画知ってる?1970年公開の『トラ・トラ・トラ!』ってやつ。日米合作の戦争映画でさ、真珠湾攻撃をテーマにしてるの。タイトルの「トラ・トラ・トラ」って、日本軍が「奇襲成功!」っていう暗号で使った言葉なんだよね。これだけでちょっと緊張感あるよね。 どんな話かって?   簡単に言うとね、1941年の真珠湾攻撃に至るまでの経緯を、アメリカと日本それぞれの視点で描いた映画なの。日本側では、外交交渉がうまくいかなくて、「これもう戦争回避できないんじゃない?」って状況になるんだよ。で、一方のアメリカでは、「なんか日本怪しいぞ」って思ってるのに、対応が遅れちゃうわけ。 最終的には、日本軍の奇襲が成功して、真珠湾がズタボロになるんだけど、単なる戦争の再現って感じじゃなくて、当時の政治的な背景とか、作戦を立てた人たちの葛藤とかがめちゃくちゃ丁寧に描かれてるの。 見どころってどこ?   一番の見どころは、日米両方の視点が描かれてるとこだね。日本側の山本五十六とか南雲忠一が「こんな形で戦争に突入するのは本意じゃないけど、やるしかない」って悩むシーンとか、アメリカ側で「この情報掴んでたのに対応遅れちゃった」っていう現場の混乱とか、どっちもリアルなんだよね。偏った描き方じゃないから、見ててすごく考えさせられるんだ。 それとさ、戦闘シーンの迫力がすごいんだよ。実際の軍用機を使ったり、リアルな爆破シーンがあったりして、観てるだけで「うわ、これ本当にあったんだよな」って感じさせられるの。特殊効果がアカデミー賞取ったのも納得だよ。 そういえば、監督の話も面白いよ!   実はね、最初はあの黒澤明が日本側の監督やる予定だったんだ。でもさ、黒澤ってすごく完璧主義で、撮影スケジュールとか制作のやり方がハリウッドのやり方と合わなくて、途中で降ろされちゃったんだよね。その後を舛田利雄と深作欣二が引き継いだんだけど、これがまたいい仕事してるの!黒澤のこだわりも受け継ぎつつ、きっちり作品を完成させたんだから、すごいよね。 感想 この映画って、派手なエンタメ映画じゃなくて、めちゃくちゃリアルに歴史を描いてるのが特徴なんだ。だから、最初はちょっと地味に感じるかもしれないけど、観てると「ああ、戦争ってこういう風に避けられなかったんだな」とか、「この時代の...

1974年のアメリカ合衆国の映画『タワーリング・インフェルノ』とは、日本語で「そびえ立つ地獄」という意味である。(原題: The Towering Inferno )

 『タワーリング・インフェルノ』:炎と向き合う人間の真実   ねぇ、聞いてよ。1974年に公開されたアメリカ映画の『タワーリング・インフェルノ』って知ってる?もうね、すっごい映画でさ、超高層ビルが炎に包まれるパニック映画なんだけど、ただのドキドキ映画じゃなくて、人間の本性とか責任とか、いろいろ考えさせられるんだよ。   舞台はサンフランシスコにある超近未来的なビル「グラス・タワー」なんだけど、これがまた138階建てのとんでもないビルなの。オープニングパーティーが盛大に行われるんだけど、その裏で、電気配線がズタズタで火事が起きちゃうのよ。81階から火が出て、どんどん上に燃え広がっちゃうんだよね。   主人公は建築家のダグ・ロバーツ(ポール・ニューマンが演じてるの!)と、消防署長のマイク・オハラハン(これがスティーブ・マックイーンね)。この二人が、火事をどうにか食い止めようと奮闘するんだけど、招待客たちの脱出も手伝うし、自分たちも命がけで行動するわけよ。    見どころ   まずね、この映画のすごいところは火災シーンのリアルさ!今のCG全盛の時代に見ても、「これ、本物なんじゃないの!?」って思うぐらい迫力満点なの。実際に炎を使って撮影してるから、もう手に汗握るどころじゃない。崩れそうなビルでの救出劇とか、窓ガラスを割って中に突入する消防士たちのシーンなんか、鳥肌立つよ。   それに、主演の二人が超豪華!スティーブ・マックイーンとポール・ニューマンって、当時のハリウッドを代表するスターだよね。消防署長と建築家、立場は違うけどどっちも正義感が強くて、めちゃくちゃかっこいいんだよ。二人の掛け合いも見応えあってさ、「男の生き様」って感じがビシビシ伝わってくる。   それと、人間ドラマがすごくよく描かれてるのがポイント。豪華なパーティーに参加してるお金持ちたちがさ、非常事態になるといろんな本性を見せるんだよね。自己中心的な人もいれば、意外と頼りになる人もいるし、なんかこう、「人間ってこういう時どうするんだろう?」って考えさせられるのよ。    感想   でね、個人的に思ったの...

1963年公開のアメリカ映画「大脱走」自由を求めて掘り進めた男たち スティーブ・マックイーンのカッコよさが爆発

 自由を求めて掘り進めた男たち「大脱走」の魅力を語ろう 映画『大脱走』って知ってる? 第二次世界大戦中に実際にあった話を基にした作品なんだけど、これがほんと面白いんだよ! 舞台はドイツ軍の捕虜収容所で、そこに集められたのが「脱走のプロ」みたいな連合軍の捕虜たち。もうね、「逃げてやる!」っていう気概がすごいの。彼らがどうやって脱走を計画し、実行したかを描いた映画なんだけど、これがただの戦争映画じゃなくて、人間ドラマとしても最高なのよ。    トンネル掘りのシーンが圧巻!   さて、この映画の一番の見どころといえば、やっぱりトンネル掘りのシーンだよね。リチャード・アッテンボロー演じるバートレットがリーダーになって、「この収容所から200人以上を脱走させるぞ!」ってとんでもない計画を立てるの。そこで始まるのがトンネル掘りなんだけど、これがめちゃくちゃ緻密でワクワクするんだよね。   捕虜たちは地下に3本のトンネルを掘るんだよ。それぞれコードネームがあって、「トム」「ディック」「ハリー」って呼ばれてるの。脱走計画を悟られないように掘る場所を隠したり、掘った土をどうやって処理するか考えたり、全員で知恵を絞って協力するのがすごくリアルで手に汗握るの。で、掘る道具だってもちろんないから、スプーンや缶詰のフタみたいなものを使うの! そういう細かい工夫が描かれてて、「こんな状況でも諦めない人間の強さってすごいな」って感動するんだよね。   あと、掘った土を処理する方法がまた面白いの。ズボンの中に細工をして、毎日外で運動してるふりをしながら土をこっそりばら撒くんだよ。それがまた見つからないように工夫してて、「どんだけ知恵が回るんだ!」って感心しちゃう。    スティーブ・マックイーンのカッコよさが爆発   で、忘れちゃいけないのがスティーブ・マックイーン演じるヒルツ。この人、本当にカッコいいのよ! 収容所では一匹狼的な存在で、何度も単独脱走を試みては捕まるんだけど、そのたびに「独房送り」になるんだよね。でも全然めげない。ヒルツはいつも革ジャンを着てボールとグローブで時間を潰してるんだけど、その姿がもう様になりすぎてて、「こんな捕虜いる!?」...

実話を基にした1957年公開の英・米合作映画「戦場にかける橋」誇りと葛藤が交差する戦争映画の名作 出演者 早川雪洲

戦場にかける橋って映画、知ってる?   ねぇ、1957年に公開された「戦場にかける橋」って映画、聞いたことある? 原作はピエール・ブールの小説なんだけど、舞台は第二次世界大戦中のタイ。捕虜になったイギリス軍の兵士たちが、日本軍の命令でクワイ川に鉄橋を建てさせられる話なのよ。で、これがただの戦争映画じゃなくて、結構深いテーマがあるの。ちょっとそのあらすじと感想を聞いてくれる?    まずは簡単にあらすじをね   舞台はタイのジャングルの中にある日本軍の捕虜収容所。日本軍のサイート大佐(早川雪洲ね)が指揮をとって、捕虜たちにクワイ川に橋を建てさせようとするわけ。でもイギリス兵たちは最初めちゃくちゃ反発するの。特にリーダーのニコルソン中佐(アレック・ギネス演じてる)は、「戦争捕虜は強制労働に従事しない」って条約を盾に抵抗するのよ。でもね、結局は妥協して橋の建設を手伝うことに。   ただ、ここからが面白くて、ニコルソン中佐は「どうせ作るならちゃんと作ろう」って言い出すの。彼の中では、「捕虜としてでもプライドは守るべきだ」みたいな信念があってね。で、イギリスの捕虜たちもどんどんその意気込みに巻き込まれて、橋をまるで自分たちの作品みたいに作り上げていくんだ。   でも一方で、アメリカ人捕虜のシアーズ(ウィリアム・ホールデン)は逃げ出して、イギリス軍に橋の爆破作戦を提案するの。橋がほぼ完成する頃には、爆破チームが動き出して、最後はその橋がド派手に崩れる――という劇的なラストになるのよ。    この映画の見どころ、っていうか私の感想ね   この映画ね、ただの戦争映画じゃないのよ。ただ戦って終わり、じゃなくて、人間の心理とか信念のぶつかり合いがメインになってるの。例えば、ニコルソン中佐。彼の考え方、最初は「え?それでいいの?」って思うんだけど、だんだん彼の言い分も分かってくるのよ。「軍人としての誇りを見せたい」っていう信念で、日本軍の命令にも従いながら、逆に橋を完璧に作り上げちゃう。その結果、日本軍を助ける形になっちゃうんだけど、彼にとっては「職務を全うした」ってことになるの。   で、日本軍のサイート大佐も...

1968年公開の映画『猿の惑星』って知ってる?滅びゆく文明が問う人類の未来

ねえ、1968年公開の映画『猿の惑星』って知ってる?これ、本当に名作中の名作なのよ。フランスの作家ピエール・ブールの小説が原作で、監督はフランクリン・J・シャフナー。もうね、SF映画好きなら絶対に外せない作品なの。  あらすじ 話の始まりはさ、宇宙飛行士たちが謎の惑星に不時着するところから。彼らね、地球時間で2000年も未来に来ちゃってるの。で、ここでは驚いたことに、猿が知性を持って文明を築いてるのよ!人間はどうなってるかって?もう完全に動物扱い。言葉も話せないし、知性もない存在として猿たちに狩られるの。 主人公のテイラー(チャールトン・ヘストン)は、その猿たちに捕まっちゃうんだけど、なんと人間なのに言葉を話せるってことで、研究対象になっちゃうのよ。でもね、この猿社会もなかなか厄介で、科学者のジーラとコーネリアスはテイラーを助けようとするんだけど、猿たちのリーダーたちは「こんな奴は危険だ!」って必死に排除しようとするの。 で、物語が進むにつれて、テイラーはある禁断の地で衝撃的な真実を知るの。この惑星、実は未来の地球だったのよ!最後に出てくる、砂に埋もれた自由の女神像のシーン。あれ見たときは、本当に鳥肌が立ったわ。  私の見解と感想 この映画、ただのSFじゃないのよ。いろんな深いテーマが隠されてて、観終わったあと、色々考えさせられるの。 まず、人間の傲慢さと自己破壊の話ね。未来の地球がこんな荒廃しちゃったのは、人類が自分たちで滅ぼしちゃったからなのよ。環境破壊とか核戦争とか、もうリアルすぎて怖いくらい。この映画が言いたいのは、「今のままじゃダメだよ」ってことなんじゃないかな。 それから、猿社会の仕組みもすごく考えさせられるのよ。猿たちにもヒエラルキーがあって、ゴリラは軍人、チンパンジーは科学者、オランウータンは宗教家とか政治家なんだけど、これって人間社会そのものよね。異質な存在を怖がって排除しようとする姿勢とか、すっごい皮肉が効いてるの。 あと、科学と宗教の対立も面白いわよね。真実を追い求めるジーラたち科学者と、現状を守ろうとする宗教的な指導者たち。これって現代でもよくある話じゃない?  映像と演技が素晴らしい! それでね、この映画の何がすごいって、映像と演技よ。特に猿のメイク!ジョン・チェンバースっていう人が担当してるんだけど、当時として...

北朝鮮軍とウクライナ、ロシアとの停戦条件 NATO加盟そしてゼレンスキー大統領の選択

ねぇ、聞いた?ウクライナのゼレンスキー大統領、またすごいこと言ってたよ。どうやら、ロシアが北朝鮮軍を西部に送り込んでるらしいんだけど、そこで兵士たちが戦闘中に死んだりケガしたりしてるんだって。でもね、彼はこれからもっと北朝鮮の兵士が投入されるかもしれないって言ってるの。数とか具体的な話はしてなかったみたいだけど、なんかもう次から次へと色んな国が巻き込まれてきててさ、状況がどんどん複雑になってるよね。   あと、ゼレンスキー大統領、ウクライナをNATOに加盟させるように西側諸国にお願いしてるらしいのよ。NATOに入れたら、ロシアに対抗する力がもっと強くなるからって。でも、NATO加盟ってそう簡単にはいかないでしょ?しかも、首都キーウにはEUの偉い人たちも来てて、その人たちに対しても「もっと長距離の武器とか支援してほしい」って頼んでたみたい。まぁ、彼の立場からしたら、できること全部やらなきゃって感じなんだろうけどさ。   それだけじゃなくて、停戦の話も出ててね。ゼレンスキーさんはEUとかNATOの人たちにもその話し合いに参加してほしいって言ってたんだって。でも、ただ停戦するだけじゃダメで、ウクライナが軍事的にちゃんと強くなってからじゃないと、またロシアが攻めてくる可能性があるからって。これも彼らしい現実的な考えだよね。確かに、一時的に戦争を「凍結」しても、その後また侵略されちゃったら意味ないしさ。   それとね、面白いというか、ちょっと意外な発言もあったのよ。彼、ロシアに占領されてる地域を外交的な手段で取り戻すのもありだって言ってたの。つまり、無理に戦わなくてもいいって。でも、その代わりにNATOの傘下に入るのを優先したいんだって。占領地よりも、今ある土地を守ることのほうが大事ってことなんだろうね。   いやー、こうやって話聞いてると、ゼレンスキーさんの立場って本当に大変だなって思うよ。戦争の最中で国を守るためにあらゆる手を尽くしてるのが伝わってくるけど、同時に周りの国々がどう動くかで状況が大きく変わるわけでしょ?これって、彼一人の努力だけじゃどうにもならない部分も多いよね。私たちにできることは少ないかもしれないけど、こういうニュースをちゃんと知って考えることも大事なんだろうなって思ったよ。...