地球規模の危機と人間ドラマ――映画『日本沈没』(1973)を語ろう
ねぇ、1973年の映画『日本沈没』って知ってる? あの小松左京さんの原作小説を映画化したやつなんだけど、日本映画史でも特撮SFの名作って言われてるんだよね。これ、ただの災害映画じゃなくて、人間ドラマもすっごい深いの。今日はその魅力についてちょっと語らせて!
あらすじってどんな感じ?
簡単に言うと、日本列島が沈んでっちゃうっていう壮大なストーリーなの。日本各地で地震や火山噴火が頻発してて、地質学者の田所博士(丹波哲郎)が調査してたら、「これ、ほんとにヤバいぞ。日本、沈むぞ」って気づいちゃうのよ。それで政府に報告するんだけど、当然パニックになったら困るから、最初は極秘で対応しようとするの。でもね、沈没のスピードが予想以上に早くて、どんどん事態は悪化していくの。
で、海洋学者の小野寺(藤岡弘)が田所博士と一緒にこの危機に立ち向かうわけ。彼にはね、阿部玲子(いしだあゆみ)って恋人がいるんだけど、もう、このカップルの愛とか葛藤が泣けるのよ。一方で、国民は情報が漏れてパニック状態。移民計画を進める政府も、他の国との交渉とかいろいろ問題山積みで、どうしようもない状況になっちゃうの。日本列島が沈むその時まで、人々がどう生きて、どう愛し合うのかっていうのが物語の核なんだ。
ここがすごい!ってところ
1. 特撮技術が神レベル
東宝の特撮チームがね、本当にすごい仕事してるの。都市が地割れに飲み込まれたり、津波が街を襲ったりするシーンなんて、1970年代の技術でこんなことできたの!?って驚くよ。実際に爆破したり、水を使ったリアルな撮影をしてるから、CGとは違う生々しさがあるのよね。
2. 人間ドラマが濃い!
ただのパニック映画で終わらないところが、この映画の魅力なの。登場人物それぞれが「どう生きるか」を突きつけられてて、特に小野寺と玲子の関係が切なくてグッとくる。あと、移民計画とか国民のパニックとか、「もし現実だったらこうなるよね」って思わせる描写が多くて、妙にリアルなのよ。
3. スケール感がやばい
日本列島全部が沈んでくなんて、ちょっと普通じゃ想像できないじゃん。でも、この映画はその壮大さをちゃんと映像に落とし込んでるんだよね。しかも、沈没までのタイムリミットが迫る緊迫感がずっと続くから、観てるこっちもハラハラしっぱなし。
観た感想、ちょっと聞いてくれる?
これね、ただのSF映画じゃなくて、すっごいリアルな感じがするのよ。地震とか津波って現実にも起こりうることじゃん? だから「これって、ほんとにあり得るかも…」って怖くなるんだよね。特に田所博士が冷静に「もう日本は助からない」みたいなこと言うんだけど、その言葉が逆に希望を感じさせる場面もあって、不思議な感覚になるの。
小野寺と玲子の恋愛パートもさ、「こんな状況でどうやって愛を守れるんだろう」って考えさせられるの。玲子がね、最後まで小野寺を信じて寄り添おうとする姿が本当に健気で泣けるのよ。
あとね、この映画が公開された1973年って、環境問題とか公害とかがすごい問題になってた時代なの。そういう背景もあって、映画のメッセージがリアルに響いたんだろうなって思う。で、今観ても「気候変動とかって、これに通じるよね」って感じちゃうんだよね。
まとめ
結局、この映画が伝えたいのは「自然の力には勝てないけど、その中でも人間らしく生きていくのが大事だよね」ってことなんじゃないかな。特撮の凄さもそうだけど、人間ドラマの部分が本当に深くて、観終わった後もずっと心に残るんだよ。
もしまだ観てないなら、絶対一度観てほしい作品。きっと50年前の映画だなんて感じないくらい、今の時代にも通じるテーマが詰まってるよ!
映画ファンやコレクターにとって必携のアイテムです。
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