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実話を基にした1957年公開の英・米合作映画「戦場にかける橋」誇りと葛藤が交差する戦争映画の名作 出演者 早川雪洲


戦場にかける橋って映画、知ってる?  


ねぇ、1957年に公開された「戦場にかける橋」って映画、聞いたことある? 原作はピエール・ブールの小説なんだけど、舞台は第二次世界大戦中のタイ。捕虜になったイギリス軍の兵士たちが、日本軍の命令でクワイ川に鉄橋を建てさせられる話なのよ。で、これがただの戦争映画じゃなくて、結構深いテーマがあるの。ちょっとそのあらすじと感想を聞いてくれる?  




 まずは簡単にあらすじをね  


舞台はタイのジャングルの中にある日本軍の捕虜収容所。日本軍のサイート大佐(早川雪洲ね)が指揮をとって、捕虜たちにクワイ川に橋を建てさせようとするわけ。でもイギリス兵たちは最初めちゃくちゃ反発するの。特にリーダーのニコルソン中佐(アレック・ギネス演じてる)は、「戦争捕虜は強制労働に従事しない」って条約を盾に抵抗するのよ。でもね、結局は妥協して橋の建設を手伝うことに。  


ただ、ここからが面白くて、ニコルソン中佐は「どうせ作るならちゃんと作ろう」って言い出すの。彼の中では、「捕虜としてでもプライドは守るべきだ」みたいな信念があってね。で、イギリスの捕虜たちもどんどんその意気込みに巻き込まれて、橋をまるで自分たちの作品みたいに作り上げていくんだ。  


でも一方で、アメリカ人捕虜のシアーズ(ウィリアム・ホールデン)は逃げ出して、イギリス軍に橋の爆破作戦を提案するの。橋がほぼ完成する頃には、爆破チームが動き出して、最後はその橋がド派手に崩れる――という劇的なラストになるのよ。  




 この映画の見どころ、っていうか私の感想ね  


この映画ね、ただの戦争映画じゃないのよ。ただ戦って終わり、じゃなくて、人間の心理とか信念のぶつかり合いがメインになってるの。例えば、ニコルソン中佐。彼の考え方、最初は「え?それでいいの?」って思うんだけど、だんだん彼の言い分も分かってくるのよ。「軍人としての誇りを見せたい」っていう信念で、日本軍の命令にも従いながら、逆に橋を完璧に作り上げちゃう。その結果、日本軍を助ける形になっちゃうんだけど、彼にとっては「職務を全うした」ってことになるの。  


で、日本軍のサイート大佐もただの悪役じゃなくて、早川雪洲が演じるとすごく人間味があるのよ。捕虜を支配しつつも、リーダーとしてのプレッシャーが見え隠れする感じ。厳格な中にも、彼自身の葛藤があって、「日本軍だから悪、イギリス軍だから正義」っていう単純な図式じゃないのがいいのよね。  


それと、シアーズの行動もすごく現実的。彼は逃げ出して、橋を爆破するっていう正しい戦略を選ぶんだけど、それがニコルソン中佐たちの「誇り」を踏みにじる形になるのがね……複雑なのよ。こういう対比が、この映画の深みを生んでるんだと思う。  


ラストの橋崩壊のシーンは、本当に圧巻。映像もすごいし、そこで描かれる人間の悲劇がグッとくるのよ。戦争の無意味さとか、人間の愚かさをまざまざと見せつけられる感じでね。単なる娯楽映画じゃなくて、観終わったあとにいろいろ考えさせられる作品だと思う。  




 まとめるとこんな感じ  


要するに、「戦場にかける橋」って、戦争映画の形を借りた人間ドラマなのよ。戦争の中での人間の尊厳とか信念がどう変わるのか、何を守るべきなのかっていう問いを投げかけてくれる映画。映像も演技も一級品だし、今観ても全然色褪せない名作だと思うの。興味があったらぜひ観てみて!



映画ファンやコレクターにとって必携のアイテムです。



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