『タワーリング・インフェルノ』:炎と向き合う人間の真実
ねぇ、聞いてよ。1974年に公開されたアメリカ映画の『タワーリング・インフェルノ』って知ってる?もうね、すっごい映画でさ、超高層ビルが炎に包まれるパニック映画なんだけど、ただのドキドキ映画じゃなくて、人間の本性とか責任とか、いろいろ考えさせられるんだよ。
舞台はサンフランシスコにある超近未来的なビル「グラス・タワー」なんだけど、これがまた138階建てのとんでもないビルなの。オープニングパーティーが盛大に行われるんだけど、その裏で、電気配線がズタズタで火事が起きちゃうのよ。81階から火が出て、どんどん上に燃え広がっちゃうんだよね。
主人公は建築家のダグ・ロバーツ(ポール・ニューマンが演じてるの!)と、消防署長のマイク・オハラハン(これがスティーブ・マックイーンね)。この二人が、火事をどうにか食い止めようと奮闘するんだけど、招待客たちの脱出も手伝うし、自分たちも命がけで行動するわけよ。
見どころ
まずね、この映画のすごいところは火災シーンのリアルさ!今のCG全盛の時代に見ても、「これ、本物なんじゃないの!?」って思うぐらい迫力満点なの。実際に炎を使って撮影してるから、もう手に汗握るどころじゃない。崩れそうなビルでの救出劇とか、窓ガラスを割って中に突入する消防士たちのシーンなんか、鳥肌立つよ。
それに、主演の二人が超豪華!スティーブ・マックイーンとポール・ニューマンって、当時のハリウッドを代表するスターだよね。消防署長と建築家、立場は違うけどどっちも正義感が強くて、めちゃくちゃかっこいいんだよ。二人の掛け合いも見応えあってさ、「男の生き様」って感じがビシビシ伝わってくる。
それと、人間ドラマがすごくよく描かれてるのがポイント。豪華なパーティーに参加してるお金持ちたちがさ、非常事態になるといろんな本性を見せるんだよね。自己中心的な人もいれば、意外と頼りになる人もいるし、なんかこう、「人間ってこういう時どうするんだろう?」って考えさせられるのよ。
感想
でね、個人的に思ったのは、この映画って単なるパニック映画じゃなくて、「人間の責任」みたいなテーマがしっかりしてるんだよね。建築家のダグは、自分の設計したビルが欠陥だらけで火事になったことに責任を感じてるの。一方で消防署長のマイクは、危険な現場でも自分の命を顧みずに人を助けようとするわけよ。この二人の対比が本当に見事でさ、心に響くのよね。
あとね、企業がコスト削減のために安全性を無視した結果こうなったって設定も現実的じゃない?現代社会でも通じるテーマだし、なんかいろんな意味で「これ見て考えなさい」って映画なのよ。
私が特に印象に残ったのは、極限状態での人間の行動。誰かを助けようとする人もいれば、自分のことしか考えない人もいる。こんな状況になったら、自分だったらどうするんだろうって、ついつい考えちゃった。でさ、最後にちょっとだけ泣けるシーンもあって、映画が終わった後にじーんと余韻が残るの。
製作陣もすごいよね。監督のジョン・ギラーミンとプロデューサーのアーウィン・アレンがタッグを組んで、これだけの大作を作り上げたんだもん。特撮も演出も音楽も、どれを取っても一級品だし、アカデミー賞を取ったのも納得だよ。
いや、ホントにこの映画、一度は見てほしい!リアルな火災の怖さと、それを乗り越えようとする人間のドラマ。最後には胸に残るメッセージもあるし、見た後に「映画ってやっぱりいいなぁ」って思えるはずだよ!
『タワーリング・インフェルノ』:命の危機で問われる人間の本性
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