こんばんは。
今日も一日、本当におつかれさまでした。
頑張ったあなたの心と体が、少しでも軽くなるように。
今はただ、ゆったりと横になって、私の声に身をゆだねてください。
――すぅ……、はぁ……。
ゆっくりと息を吸って、ゆっくりと吐く。
呼吸に意識を向けるだけで、少しずつ緊張がほぐれていきます。
あなたの肩がゆるみ、
腕の力がふわっと抜けていく。
ふかふかの布団に沈み込むような心地よさ。
何も考えなくていいんです。
すべてを手放して、ただ楽に。
――聞こえますか？
遠くで波が寄せては返す音。
静かに吹き抜ける夜風のざわめき。
あなたを包み込むように、
優しく、柔らかく、静かな時間が流れていきます。
私は、ここにいます。
あなたが安心して眠れるように、
そっと寄り添っています。
今日の疲れや悩みは、もう置いていきましょう。
考えなくていい。
ただ、私の声に耳を傾けて。
あなたは、小舟に乗って、
静かな湖の上をゆっくりと漂っています。
水面は穏やかで、
月の光がやさしくきらめいている。
舟は、ゆらり、ゆらりと揺れながら、
どこか遠くへ流れていく。
あなたのまぶたが、ゆっくりと重くなる。
心地よい眠りの波が、
そっとあなたを包み込んでいく。
――もう、眠ってしまってもいいんですよ。
私はここにいますから。
おつかれさま。
ゆっくり、おやすみなさい……。
……
湖の上を進む小舟は、
やがて静かな入り江に辿り着きます。
水辺には、大きな木が一本。
その下には、ふわふわの草が茂り、
夜のしじまの中で、心地よい静けさが広がっています。
あなたは、小舟を降りて、
その草の上に横たわります。
優しい風が、そっと髪を撫でていく。
草の香りが、ほんのりと漂う。
夜空には、満天の星が輝いています。
ひとつ、またひとつ、瞬く星。
遠くで、小さな波の音が響く。
寄せては返す、優しい音。
そのリズムに身をゆだねながら、
ゆっくりと、深い眠りへ……。
あなたの意識が、
少しずつ、少しずつ遠のいていく。
……
私は、ここにいます。
どこまでも優しく、
あなたの眠りを見守りながら。
おやすみなさい。
……
静かな夜が、あなたを包み込む。
月明かりの下、湖は穏やかにたゆたう。
耳を澄ませば、かすかに聞こえるのは
遠くの森のフクロウの声。
風が優しく木々を揺らし、
葉がそよぐ音が子守唄のように響く。
あなたの呼吸は、すっかり落ち着いて。
まるで湖の波と一緒に、
ゆったりとしたリズムになっています。
もう、何も考えなくていいんです。
すべての音が、
あなたをやさしく包み込む。
心地よい温もりが、
ふんわりとあなたを抱きしめるように。
遠く、遠く、
意識がゆっくりと霞んでいく。
波の音が、さらに優しく。
星の瞬きが、さらに穏やかに。
深く、深く、
心地よい眠りの中へ……。
私は、ここにいます。
あなたが、ぐっすり眠れるように。
……
おやすみなさい。
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