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「アポロ11号のテープに残された放送されなかった数分間」 #アナログホラー



1969年7月20日、アポロ11号。人類初の月面着陸という歴史的偉業の輝かしい陰で、ひっそりと闇に葬られた数分間が存在するのをご存知でしょうか?


NASAの公式記録からは抹消された、未公開のテープ。そこには、想像を絶する異質な恐怖が記録されていたのかもしれません…。

 アポロ11号の有人月面着陸、その中継映像は世界中で数億人が目にしたといわれている。しかし、一般には公開されていない“数分間”が存在するとしたらどうだろうか。

 その記録は、ある退職した管制官の遺品から見つかったとされる。劣化したリール式の磁気テープに「1969/APOLLO 11 / PRIVATE」とだけ書かれたラベル。再生すると、最初は通常の交信音声が流れる。砂嵐のようなノイズ混じりの通信の中に、アームストロングとオルドリンの声が確認できる。

「――こちらトランキリティ・ベース。着陸は……成功した」
「……了解、アームストロング。世界が聞いている」

 ここまでは有名な音声と同じだ。しかし続いてノイズが強まり、管制室側の声が一瞬途切れる。その直後、異様な沈黙が流れる。

「……見えるか?」
「いや……これは岩じゃない。動いている」

 オルドリンの声が震えている。管制室からの返答はない。かわりに低く、耳障りなハム音が混じり、遠くで複数の声がささやくように重なって聞こえる。言葉は判別できないが、人間の言語であるようには思えない。

「ヒューストン、応答を……視界に、何か……」
「……人影……?」

 そこで音声は途切れ、しばらく無音が続く。再開したときには、オルドリンが荒い息を吐きながら「記録するな、今すぐ切れ」と叫んでいた。

 やがて通常の交信に戻り、有名な“人類にとって大きな一歩”の台詞へと繋がっていく。つまり、放送で流れた映像はこの“空白の数分間”の後に差し替えられていたのだ。

 このテープの存在は、真偽が確認される前に再び行方不明となった。遺品を発見した人物は「聞き返した夜から、窓の外にずっと立っている影を見るようになった」と語り、そのまま消息を絶ったという。

 ――あの数分間、月面で本当に何が見えたのか。
 私たちが目にしている“歴史的映像”は、もしかすると編集された物語にすぎないのかもしれない。


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